宇宙鉄人キョーダイン7話、「こわい!!リモコン人間」より。
- 少年たち
葉山健治くん
他の子どもたち
メインである、健治くん。キョーダインの弟です。二人の兄がロボットとなったことに戸惑いつつも、次第に受け入れる健気な少年。
写真右。普段は実に快活です。
- 内容
ファッションショーにやってきた健治くんたち。
モデルの額には……
コウモリ型のアクセサリー。
………ダサくない???
それ以降も、コウモリ系ファッションに身を包んだモデルが続々と登場。
おしゃれというより、どちらかというと面白ファッションですが……
「僕もあのコウモリ欲しいなぁ。いま流行ってんだぁ。」
流行ってんの????
いやあ、世の中何が流行るか分かりません。
かのココ・シャネルは、「モードは殺されるために作られる」、と言いましたが、このモードはどう考えても短命でしょう。
もっとも、どれだけダサかろうが、流行りは流行り。
健治くんも一枚購入します。
学校につけていこうとしますが……
「よしなさい、健治!」
キョーダイン2人で猛反対。
みんなつけている、と反論しても……
「ダメだと言ったらダメだ!!」
頑固兄貴!!!
しかしキョーダインたちも(正確には、そのモデルとなった葉山兄弟も)、エレキギターの練習をしようとした際、頑固親父に反対されていました。
「お父さん!!横暴です!!」
あんたらもや!!
……と、僕が言ってやるまでもなく、健治くんが反論します。
「兄ちゃん達だって横暴だよ!」
これに対する再反論は……
「文句あるか!」
開き直りやがった!!
しかし、健治くんは大変良い子。
素直にアクセサリーを置いていきます。
可愛すぎる……。
さて、兄の忠告を受け入れ、学校にやってきた健治くん。
しかしアクセサリーを諦めきれず、ロボットのゴンベスに取ってくるよう頼みます。
ただ、ゴンベスはイマイチよく分かっていない様子。
そこに……
「これでしょ?健治くん……」
ファッションデザイナーのユミが、アクセサリーを持ってきます。
「健治くんのことならなんでもわかるのよ……」
ストーカーじみたセリフとともに、健治くんの額にアクセサリーをつけるユミ。
しかし彼女は……
すでに洗脳されていました。
彼女の背後には、ダダ兵団のレーダーバットン。
アクセサリーをつけたものはリモコン人間となり、レーダーバットンの意のままに操られてしまうのです。
「全リモコン人間、行動開始!」
レーダーバットンの命令を受信した子ども達。
一斉に立ち上がります。
目元に黒いメイクが現れ……
洗脳完了。
リモコン人間にされてしまいました。
「リモコン人間、攻撃開始!」
レーダーバットンの命令で……
「「「ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…」」」
地球防衛軍基地に侵攻。
健治くんも……
「ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…」
すっかりレーダーバットンの言いなりです。
基地にたどり着いた子ども達。
「やれぇ!!」
健治くんの号令で……
地球防衛軍を攻撃します!
- 総評
虚ろな表情にメイク、という素敵な要素を備えた本作。リモコンというツールが、催眠状態の「操り人形」という特性を際立たせます。
惜しむらくは、健治くんの洗脳の瞬間が見られないこと。ただ、だからこそギャップが際立つ作品とも言えるでしょう。