ダイレンジャー劇場版より
- 少年たち
- 内容
下校中の小学生三人組。
「負けた奴がかばんを持つんだぞ!ジャンケンぽい!」
一発で負けてしまった周一くん。
ランドセルを押し付けられ、ご覧の有り様。
グーしか出さないもので、カモられちゃったみたいです。
そこに……
インチキおじさん登場。
「君たち、私とトランプしないかね?」
マジックを披露すると……
「「「おー!」」」
少年たちの心をつかみます。
シルクハットにトランプを流し込むマジシャン。
覗き込んでみると……
中からトランプが飛び出しました!
「「「うわぁ!!」」」
マジシャンの正体は、ゴーマのトランプ公爵。
トランプ人間にされた少年たちは、公爵の意のままに操られるのです!
「ハートは血の色……スペードは悪魔……」
すっかり大人しくなった少年たちに、トランプ公爵が迫ります。
「ダイヤは病気……クラブは絶望!」
「君はダイヤの8でおじゃる!」
「君はスペードの10!」
「君はクラブの4!」
快活だった少年たち。
全員洗脳されて、ゴーマのしもべになっちゃいました。
「全員集合!」
トランプ公爵の掛け声で、空にビームが放たれます。
「うわぁぁぁぁ!」
額のマークが光ると……
突然走り出してしまいます。
「スペードの3……」「クラブの6……」
マークと番号をつぶやきながら、とあるビルに向かうトランプ人間たち。
その中には、周一くんたちの姿もありました。
「クラブの13……」「ハートの8……」
ダイレンジャーの制止も虚しく、少年たちはビルの中へ。
集められたトランプ人間たち。
ビルの一室に整列させられます。
トランプ公爵がシルクハットを振り回すと……
その姿までトランプに。
周一くんたちも、すっかりトランプ公爵の奴隷。
公爵の命令を従順に待ちます。
蓄音器の音楽で子どもたちをシャッフル。
「伏せ!」
トランプ公爵の掛け声で、ぺたりと地面に仰向けになる子どもたち。
「クラブの5!」
完全にトランプ公爵の道具です…。
- 総評
虚ろな顔にトランプのマークが素敵。また、トランプのコスチュームも、完全に道具と化したことを示していていいですね。
個人的な好みは、スペードの10の少年。洗脳前の笑顔と、洗脳後の虚ろ目のギャップがたまりません!
- 付記
一応この回、完全に意思を奪い去っているわけでは無いのかもしれません。
トランプ遊びまでの場面では、子どもたちはすっかり虚ろ目で、意思を持たないように描写されています。この場面までは完全に洗脳されているようなのですが、この後一時的に解放された際、犬に追いかけられたり別の子供たちにいじめられたりして、トランプ人間たちが泣いているのです。洗脳が一時的に溶けているのかも…。
ただ、子どもたちの虚ろ目は実に高評価。ですので管理人としては満足です!