ファイブマン40話、「少年魔神剣」より。
- 少年
マナブくん
- 内容
剣道の練習をする少年たち。ファイブレッド・星川学が、指導していました。
その中の一人、マナブくんは、勝って以降も相手を打ち続けています。
学に止められ、不満そうなマナブくん。
「僕、早く強くなりたいんだ!」
彼がそう思うのには、理由がありました。
お父さんがチンピラに絡まれ、助けられなかったマナブくん。
そこに登場し、チンピラを撃退した人物こそ、他ならぬ学だったのです。
「すっげー…」
「名前だけじゃなくて、強いところも何もかも、学先生みたいになりたいんだ!」
いいですね。
このひたむきな情熱。純粋な憧れ。
額と首筋に光る玉のような汗は、その現れでしょう。
その心を利用され、悪に染められてしまうとも知らずに…
「剣道に強くなっただけじゃ、本当に強くなったとは言えないんだ。」
学が諭そうとしたところに、、、
銀河剣士ビリオンが出現!
今日のビリオンは、一味違います。その手に握られた銀河魔神剣の能力で、パワーアップしているのです。
学とビリオンの戦いを、マナブくんは影で追っていました。
そして、ビリオンの手から離れた魔神剣が、、、
マナブくんの近くに。
その時、魔神剣から声が聞こえてきます。
「銀河魔神剣は、持つものを最強の剣士にしてくれる…」
「この剣を持てば…強くなれる!」
学の制止も聞かず、ビリオンと魔神剣に勧められるまま、手にとってしまいます。
その瞬間、マナブくんの体に電流が…
銀河魔神剣は持つものを操り、死ぬまで戦い続けさせるのです!
尊敬していたはずの学に襲いかかります。
「俺は強くなる、強くなるんだ!」
すっかり魔神剣の虜となったマナブくん。
現れたファイブマンを、魔神剣に命じられるまま撃退します。
そこに、銀河皇帝メドーが登場。
ビリオンは、マナブくんに魔神剣を使わせることで剣にパワーを蓄え、それを使って自身が銀河最強の剣士になるのだと言います。
それを見上げるマナブくんの目は、黒く濁っていました。
純粋だったマナブくんは、もうそこにはいません。
今の彼は、魔神剣の意のままに操られる、殺戮マシーンなのです!
ビリオンに連れられて、街に出たマナブくん。
人々を叩き斬るよう命じられ、
従順に頷きます。
暴れ回るマナブくん。
そこに、ファイブマンが現れます。
「あいつらも叩き斬れ!」
満身創痍のファイブレッドですが、マナブくんに届くと信じて説得します。
「本当の強さは、剣に強くなることだけじゃない…思い出すんだ!」
「本当の…強さ…?」
剣を下ろすマナブくん。
しかし…
「迷うな坊主!」
魔神剣によって、再洗脳されてしまいます。
剣道少年は、悪に染められてしまったのです!
- 総評
剣道着って、いいですよね。
汗って、いいですよね。
再洗脳って、いいですよね。
というわけで、意外にもフェチ満載の本作。かなりお勧めです。