お次にご紹介するのは、ドラマ「怪物くん」より、第8話「怪物界vs悪魔界 因縁の最終対決」および、第9話「人間最高!王子パワー解放」。
ふと思い返してみますと、実はこの回、管理人の性癖形成において相当な影響力を持っていました。
- 子どもたち
ヒロシくん
その他の子どもたち
- 内容
悪魔界の王子、デモキン。
部下のデモリーナによって封印を解かれると、早速怪物くんの父、怪物大王を倒します。
しかしデモキンが封印されている間に、悪魔界は混乱。悪魔の数も減っていました。
そこでデモキンは、人間の子どもたちに目をつけます。
洗脳した子どもたちを改造し、悪魔戦士に仕立て上げようとしているのです。
デモキンの命令を受け、禍々しい笛を奏でるデモリーナ。
その怪しげな音色は……
ヒロシくん姉弟のところにも届いていました。
ご飯を食べにくる怪物くんのために、サラダを作ろうというウタコ。
お留守番を頼まれたヒロシくんは、るんるん気分でテーブルの用意をしています。
「早く怪物くんこないかな〜♪」
そこに……
「ん…?」
あの音色が響きます。
怪訝な顔で窓に近づくヒロシくん。
しかし、笛の音を聞くうちに……
うなだれてしまいます。
後ろを振り返り…
顔を上げると……
デモキンのしもべに。
ゆっくりと家の外に向かいます。
夜の校舎に続々と入っていく小学生たち。
翌日も……
笛の音に操られ、大勢の子どもたちが集められていきます。
その現場に遭遇してしまったウタコ。
行方不明のヒロシくんについて尋ねますが……
「行かなきゃ……」
「聞こえないの……この笛の音……」
この子どもたちも、小学校へと向かいます。
仕組んだのは、当然デモキン。
「純粋無垢な子どもは、洗脳によって忠実な悪魔戦士となるのだ……」
体育館に集められた子どもたち。
デモキンとデモリーナが立つ壇上に、怪物くんが連れられてきます。
怪物くんのことを、戦いを恐れる弱者と断じるデモキン。
そして子どもたちに、「強くなりたくないか?」と問いかけます。
「そのまま人間として生きることに、何の価値がある!」
「人間は弱いがゆえ、醜い争いを起こす!弱いがゆえ、他人の不幸に目を瞑る!弱いがゆえ、さらに弱い者を陥れる!」
「そんな人間として生きるよりも、悪魔族として生きた方が幸せではないのか!」
無表情で聞く子どもたち。
すると……
「ぼく、強くなりたい!」
「人間なんか、もう嫌だ!」
「ぼくも、強くなりたい!!」
堰を切ったように叫び出す子どもたち。
ヒロシくんも……
「ぼくも、強くなりたい!」
人間を捨てると宣言してしまいます。
「強くなりたいとは思わぬか!」
「「「はい!」」」
「力が欲しいとは思わぬか!」
「「「はい!」」」
「ならば、俺が悪魔族にしてやる。人間など捨て去るがいい!」
異常な状況に混乱する怪物くん。
ヒロシくんに話しかけますが……
無表情で見つめるだけ。
怪物くんの元に歩み出ると……
「弱虫。」
いきなり面罵します。
「「「よ〜わむし!よ〜わむし!」」」
一斉に怪物くんを罵倒する子どもたち。
完全にデモキンの言いなりです。
教室へと入っていく子どもたち。
その中には、人間を悪魔族に変える装置がありました。
「弱き人間を捨て、強き悪魔を求めたり。」
先頭の少年が言うと……
「「「弱き人間を捨て、強き悪魔を求めたり。」」」
後ろの子どもたちも繰り返します。
装置の石から光線が放たれると……
少年の額に照射されます。
次第に額に定着し……
服従の印を刻まれてしまいました。
悪魔族に改造された少年。
他の子どもたちとともに、悪魔界へと運ばれていきます。
洗脳された彼らは、忠実な悪魔戦士となったのです。
教室へと向かう次の子どもたち。
その中に、ヒロシくんの姿もありました。
ウタコが呼びかけても返事はありません。
ヒロシくんもまた、忠実な悪魔戦士に改造されるのです!
- 総評
現代ショタの洗脳顔が、こんなにもたくさん堪能できる作品も珍しいです。
しかもそれだけに飽き足らず、洗脳の瞬間のアップ、さらには改造シーンまで。
盛りだくさんの名作です。
特にヒロシくんは、素晴らしいの一言です。
ふっと表情を失い……
洗脳完了。
そして、あれだけ慕っていた怪物くんを…
悪意に満ちた表情で面罵する。
俳優・濱田龍臣の底力を見た思いがします!