仮面ライダー、第42話「悪魔の使者 怪奇ハエ男」より。
- 少年
石倉五郎くん
立花レーシングクラブに出入りする少年。
仮面ライダーを助け、時には危険を顧みず怪人に立ち向かう正義の少年です。
褐色の肌が良い...。
しかし、27話ではジュニアショッカーに洗脳されたことも。
当ブログでも紹介しました↓
https://hypnoboys.hatenablog.com/entry/2019/11/27/221351
今回も、しっかり操られちゃいます!
- 内容
「横断歩道は車がたくさん来るから、気をつけるんだよ!」
下級生の案内をする、五郎くん。
その顔は、どこか誇らしげ。
頼れるお兄さん、という感じです。
しかし横断中、暴走する一台の車が...…
ヒロシくんという下級生を跳ねてしまいます。
しかもこの男ども、反省の色がゼロ。
一文字の静止を振り切り、その場から逃走します。
はい、犯罪。
道路交通法72条(救護義務、報告義務)違反、いわゆる「轢き逃げ」というやつです。
しかも信号無視までしてますから、道交法7条違反。
少なくとも、過失運転致死傷罪(自動車処罰法5条)の成立は固そうです。
明らかに運転していた若者たちが悪いし、ヒロシくんも軽傷だったんですが……
五郎くんは責任を感じてしまいます。
ヒロシくんが治るまで病室に居させてくれと頼み込む五郎くん。
なんと真っ直ぐな心なのでしょう!
捻じ曲げてやりたい!
さて、例の轢き逃げ犯は……
一文字にぶん殴られていました。
まあ、一般人にフルスイングで行く一文字もどうかと思いますが、
「日本にはなぁ、人間が余るほどいるんだ!1人や2人轢き殺したって、かえって清々するわい!」
なんて言われれば怒るはずです。
もっとも、この発言がきっかけで、死神博士はこの男をマーク。
誘拐し……
ハエ男に改造します。
一文字絶対殺すマンとなったハエ男に、死神博士は怪しげな薬を手渡します。
「その薬を飲んだ人間は、お前の命令音波で自由に動かせるのだ……。」
さてハエ男、早速おやっさんとユリに薬を使って、無事洗脳。
その魔の手は...…
五郎くんにも迫っていました。
昼食を届けに向かうエミの後ろに……
ハエ男。
小型ロボットを使い……
水に洗脳薬を投入します。
そんなこととは知らない五郎くん。
美味しそうに水を飲んでいます。
そして、ご飯を食べ始めようとした瞬間……
「うっ………苦しい…………」
エミ共々、倒れこんでしまいます。
ショッカーの術中に嵌った五郎くん。
ゆっくりと起き上がり……
洗脳完了。
ハエ男の手先になってしまいました。
「殺してやる……殺してやる……」
「一文字隼人を殺してやる...…」
うつろな表情で部屋を出ると……
外にはハエ男が。
命じられるままに歩き……
立花レーシングクラブに向かいます。
完全にハエ男のしもべです。
さて、そんなこととは知らない一文字。
ホイホイと帰ってきます。
平静を装う2人。
しかし……
その手にはナイフが!
一文字の背後を取る五郎くん。
その目は、悪に染まっています。
彼はショッカーの命令に従順に従う、操り人形なのです!
- 総評
虚ろな目で操られる、褐色ショタ。
ああ、なんというパワーワード。字面だけで素晴らしい。
そんな本作、やはり注目すべきは五郎くんの洗脳前と後のギャップでしょう。
下級生を守れなかったことに責任を感じる、純粋で真っ直ぐな少年。そんな五郎くんを、虚ろな操り人形にしてしまう...。
虚ろ目のアップもあり、なかなか見どころたっぷりの作品です。
- 付記
本作も、BE主義様で紹介されています!