大戦隊ゴーグルファイブ31話、「ブルー!大突撃」より。
- 少年たち
- 内容
野球に熱中する少年たち。
そのうち一人のこうたくんは、どうにも上手にプレーできません。
「もういいよ!お前なんかあっちいけよ!」
リーダー格の野球少年。
こうたくんを追い出そうと、遠くに投げたボールを取ってくるように命じます。
何てひどい…。
こんな悪い子は、洗脳してあげないといけませんね。
さて、ボールを取りに向かったこうたくん。
車に跳ねられそうになった所を……
青山(ゴーグルブルー)に助けられます。
こうたくんが泣き出すと……
「こらこら!男の子だろ?泣くなよ!」
ジェンダーァァ!!
……まあ、今から40年以上前の作品だからしゃあない。
こうたくんも素直に泣き止みます。
さて青山は、こうたくんと一緒に野球少年たちの元へ。
おもむろに飛び上がると……
スーパーキャッチを披露。
少年たちの尊敬を集めます。
こうたくんを仲間に入れるように言い残し、去っていく青山。
結構な不審者ですが、スーパーキャッチの印象が鮮烈すぎたのか、尊敬の眼差しで送り出されます。
そのころ街では、子どもの誘拐が多発していました。
ゴーグルファイブが注意を促しますが…
「あっちの広場で遊ぼうぜ!」
不注意にも外に出かける子どもたちが。
広場に来てみると……
不穏な物音が起こります。
現れたのは……
「ガラガラヘビモズー!」
「「「うわぁぁぁ!」」」
逃げ惑う子どもたちに……
「ガラガラ催眠音波!」
催眠音波は、子どもたちに直撃!
意思を奪われ……
顔にメイクが出現。
次第に広がり……
洗脳完了。
「ガラガラ催眠音波には、逆らえないのだ…」
「さあ行け!行くのだ!!」
ガラガラヘビモズーのしもべとなった子どもたち。
デスダークのバスに乗るよう命じられます。
バスの行先は、デスダークの施設でした。
子どもたちは、デスダークの暗黒科学者の候補。
優秀な子は洗脳され、デスダークのために利用されるのです!
先ほどの生意気な野球少年も…
催眠音波で、すっかり従順に。
- 総評
だんだんと目の隈が濃くなるという演出は、この回に特殊です。純粋な少年が「堕ちていく」、まさにそのシーン。異様な目元が、悪の意のままとなったことを暗示しています。この描写は実にありがたいです。
さて、今回最も虚ろ目とのギャップの大きい野球少年。残念なことに、催眠シーンそれ自体はないのです。次に登場したときには、もう虚ろ目…。せっかくユニフォームなんだし、あわよくば、野球少年の催眠シーンが欲しかったとも思ったりします。