少女メインの少年少女混合回。
本ブログにとって、扱いが難しいジャンルです。
少年オンリーの洗脳回ならば、本ブログの対象ど真ん中。少年メインの混合回も同様です。
少女オンリーならば、本来対象外ですが、「番外編」として立項すればいい。
しかし、少女メインの混合回は難しい。
メインとなってお話を展開するのは少女。他方で少年も洗脳されているため、「番外」とまでは言えません。
難しい……。
難しいけど、紹介したい……。
ジレンマに悩んだ私は、とりあえず「少女メイン」というカテゴリーを立項すればいいのではないか、という結論に達しました。
というわけで、大変長くなりました。
今回ご紹介するのは、ゲキレンジャー第39話「ウロウロ!帰らない子供たち」です。
- 子どもたち
なつめちゃん
その他の子どもたち
- 内容
ゲキレッド=ジャンの家に、突然押しかけたなつめ。
「私、今日からここに住むから!」
は………?
聞けば、お母さんの真咲美希(ゲキレンジャーの協力者にして、激獣レオパルド拳の使い手。元スケバン。)と喧嘩して、家出してきたのだそう。
しかも突然着替え始め、ジャンを追い出してしまいます。
ジャンは美希に抗議の電話を入れますが、「迷惑かけて申し訳ないんだけど、今夜は泊めてやってくれる〜?」などと、軽いテンションで預けられてしまいます。
この親にしてこの子あり。
疲れ果てて部屋に戻ると、すでになつめは睡眠中でした。
しかし、その額には……
謎の突起物が。
翌朝、再び美希に抗議するジャン。
最初はいつものことと流していた美希ですが、なつめが布団をかぶって出てこなかったと知ると、違和感を覚えます。
部屋に戻っても、なつめの姿はありません。
学校にも行っていない様子。
街中を探す二人の耳に、ニュースが入ってきます。
「今日未明から今朝にかけて、子どもたちが失踪するという事件が、相次いで発生しています。」
「いなくなった子どもたちには、額に角のようなものが生えていたとの証言があり……」
そこに、3人の子どもたちが通りかかります。
虚ろな表情で歩く3人。
その額には………
角のような突起物が。
3人の後を追う、ジャンと美希。
子どもたちは、吸い込まれるように洋館へ入って行きます。
やはりというべきか、これも幻獣拳の仕業。
メレと交戦になりますが、駆けつけた仲間に委ねて、ジャンと美希は洋館に突入します。
そこで見たのは……
虚ろな表情で立ち尽くす子どもたちでした。
その中には、なつめの姿も。
美希が呼びかけても、反応はありません。
「どういうこと……」
「みんな、ウロウロだ……」
そこに、何者かが攻撃!
その正体は、幻獣ユニコーン拳の使い手、ハクでした。
「ここにいる子どもたちはみんな、私のことが大好きなんです。」
「だから……帰りたくないってわけでして。」
ハクのしもべとなった子どもたち。
しかし、作戦はまだ終わっていませんでした。
「子どもたちの角はアンテナになっていて、彼らは私の幻技、夢幻招来波をいち早く受信した、感受性豊かな子どもたちなのです。」
「彼らのアンテナは、今度はここで増幅発信装置に変わります。」
「そしてこのユニコーン城から、夢幻招来波は世界中に発信され……」
「すべての子どもたちは私のしもべとなるのです!」
公園でじゃんけんをする少年たち。
「あいこでしょ!」
しかし、突如表情を失い……
ハクのしもべに。
女の子も……
世界中の子どもたちをしもべにして、親たちの絶望を集めること。
これが、ハクの思惑だったのです。
阻止しようとゲキレッドが立ち向かいますが……
なつめが立ち塞がります。
そして、ゲキレッドに攻撃!
「ハッハッハ……彼らは私のしもべだって言ったでしょう!」
虚ろな表情で一斉に振り返ります。
「さあ子どもたち。」
「私のユニコーン城を穢す邪魔者を、排除するのです!」
命令に従い、素早く構えをとる子どもたち。
なつめの合図で…
二人を攻撃!
お母さんにも、容赦なく向かってゆきます。
今のなつめは、ハクの従順な手先。
ハクの声以外は届かないのです……。
- 総評
やっぱりいい!!
幼少期、性癖を大いに規定した回の一つです。
YouTubeでの公開を機に記事を書きたくなっちゃったのですが、見返してみてもやっぱりいい。
虚ろな目で歩く子どもたち。
公園の少年たちが洗脳される瞬間。
そして何より、なつめちゃん。
反抗期ではありつつも、お母さんのことが大好きな彼女。
しかし、夢幻招来波を浴びて、ハクのしもべに……。
本拠地はショタコンの私ではありますが、この「ギャップ」の良さはわかります。
もちろん、少年たちもいい!
例えばこの少年。
少しだけ焼けた肌…。運動部でしょうか。
真っ直ぐな瞳は、いつも希望に輝いていることでしょう。
しかし、そこに光は宿らない。
ハクの従順なしもべとなり、子どもたちの洗脳を広げる道具にされるのです…。
ショタもロリも大変素晴らしいこちらの回。幅広い(当社比)みなさんにおすすめです!