本日ご紹介するのは、あっさりしつつも味わい深いこちらの作品。
初代仮面ライダー 第74話「死の吸血魔 がんばれ少年ライダー隊」より。
- 子供たち
- 内容
この回から始動した、少年ライダー隊。
その隊員の1人、達夫くんが、お父さんを送り出しています。
「お父さん!僕、今日から少年仮面ライダー隊の隊員だぜ!」
いかにも誇らしげです。
さて、お父さんの職業はガードマン。
今回の現場は血液銀行でした。
しかしそこには……
牙を生やした看護師が。
逃げるお父さんたちの行手には……
ショッカーの怪人、シラキュラス!
お父さんたちも、シラキュラスに血を吸われてしまいます。
さて、何のために血を取っていたかと言いますと、改造人間を作るため。
しかし、看護師・ガードマンともに大人。
改造手術のための血液は、新しければ新しいほど良いのだと言います。
できれば、子供の血が欲しい。
というわけで、シラキュラスに指令が下りました。
「シラキュラス!あらゆる方法で子供の血を集めるのだ!」
「お前に血を取られた人間は、お前の意思通りに動く……。」
「やれ!大いにやるのだ!」
洗脳作戦スタートです。
子供たちの元にやってきた、達夫くんのお父さんと看護師。
「さあ、良い子の皆さんいらっしゃい!」
お菓子に殺到する子供たち。
しかし、その後ろから……
ショッカーの戦闘員が!
抵抗虚しく連れ去られ……
シラキュラスに血を吸われてしまいます。
洗脳された少女と入れ替わりに……
赤いシャツの少年がシラキュラスの元に。
逃げようとしますが……
血を吸われると……
従順に。
「もっと友だちを連れてきなさい。」
「はい………」
洗脳完了です。
お父さんの帰りを待つ達夫くんの元に……
「達夫〜〜!」
現れたのは、洗脳された子供たち。
「あなたも血を取ってもらいなさいよ。」
「血を……?」
「そうさ、僕たちの仲間になれ!」
「今だって友だちじゃないか!」
「違うわ……ショッカーになるの!」
ようやく異変に気がついた達夫くん。
「おい、どうしてショッカーを知ってるんだ!」
しかし、遅すぎました。
「いいから達夫!お前も車に行って、血を取られろ!」
抵抗していた少年も、完全に言いなりです。
どうにか逃れた達夫くん。
その先にいたのは……
尊敬しているお父さんでした。
「父さん!」
助けを求めて抱きつく達夫くん。
しかし……
「達夫……ショッカーに血を取られるんだよ……」
逃れようとしますが……
捕縛されてしまいます。
異変を察知した本郷と滝。
達夫くんたちのアパートに向かってみると……
気を失った2人の姿が。
本郷が呼びかけても返事はありません。
滝の叫び声を聞き、本郷が警戒。
すると……
「本郷猛……お前の血も吸ってやろう!」
シラキュラスの声で立ち上がり……
ゆっくりと近づくと……
本郷に襲いかかります!
お父さんを尊敬するライダー隊員、達夫くん。
シラキュラスの従順なしもべとなったのです!
- 総評
達夫くんの洗脳シーンが見たかった!
あとは、達夫くんの洗脳顔のアップも欲しかったあたりです。
ただ、他の少年たちのあっさりとした洗脳は、独特の味があって好き。
いかにも機械的に洗脳されていく感じが、なんともいえません。