仮面ライダー、第65話「怪人昆虫博士とショッカースクール」より。
- 少年たち
- 内容
遊園地で遊ぶ子供たちの元に、スクールバスがやって来ます。
なんでも、仮面ライダーと一緒にカブトムシを探せるんだとか。
見るからに怪しいですが、大盛況。
スクールバスいっぱいに、子どもたちが乗り込みます。
さて、連れられた先は高尾山。
「我々は、カブト山と呼んでいるんだ...」
ってほんとかよ。
カブトムシとライダーを探しに、山に入ってみた子どもたち。
冗談のように大きいカブトムシを発見します。
見とれていると...…
カブトムシから煙が発生!
ショッカーの怪人、カブトロングに変形します!
逃げ惑う子供たちでしたが...…
「逃げるなガキども!お前たちは、ショッカースクールの新入生だ!」
カブトロングが、白い液体を噴射!
これを浴びた子どもたちは……
カブトロングの操り人形に。
「そして俺は、お前たちを教育する、昆虫博士カブトロング様だ!先生に挨拶をしろ!」
「「「おはようございます、昆虫博士。イィーッ!!」」」
すっかり従順になった子どもたち。
その様子は、ショッカー本部にも中継されていました。
「「「一つ。我々の敵は、仮面ライダーであります。」」」
仮面ライダーに憧れ、仮面ライダーと会うのを楽しみにしていた子供たち。
ショッカーに忠誠を誓う下僕になってしまいました。
遊園地に戻ってきた子どもたち。
隊列を乱さずにバスから降りてきます。
「わしの命令は必ず守るのだ!!」
「「「イィーッ!!昆虫博士!!」」」
いったん日常に戻った子供たち。
みんな、すっかりショッカーの一員。
「仮面ライダーの格好をするお前なんか、私たちの敵だ!」
「敵は殺せ!」
「昆虫博士に、褒められるぞ!」
男の子をリンチしようとするも、滝に阻まれて退散。
しかしその夜、昆虫博士の命令を受けて...
明くる朝再び集められ、高尾山に向かいます。
その中には、正気のまま潜入する石倉五郎くんの姿も...。
高尾山に、今度は少年戦闘員として並ぶ子供たち。
小型手榴弾を、滝に投げつけるよう命令されます。
これをライダーが阻止するも...
滝、五郎くん、おやっさんの3人に襲い掛かります。
彼らは、身も心もショッカーの戦闘員となったのです!
- 総評
「子どもたちを、仮面ライダーとカブトムシの二つで呼び込めば、このように簡単にかかってきます!」
とはカブトロングのセリフ。
そう簡単に行くか?
...まあ、そこは置いておきましょう。
さて、この作品、個人的にはギャップに萌えます。
仮面ライダーが大好きな子どもたちが、仮面ライダーに会うために来た昆虫採集で、ショッカーの従順な戦闘員に洗脳される...。
ストーリー上のツッコミどころも多い作品ですが、メイクも忠誠の言葉もあり、実に素晴らしいと思います。
- 付記
BE主義様に、本作の解説があります。是非ご参照ください!