年末年始の投稿も、これで一区切り。
最後にご紹介するのは、仮面ライダーウィザードより、第40話、41話、48話、49話です。
いくつかのお話にまたがっていますが、洗脳されるのは一人の少年。この記事では、ひとまとめにしてご紹介します。
- 少年
飯島譲くん
- 内容
ファントムに襲われている少年、譲くん。
助けにやってきた仮面ライダービースト・仁藤攻介が、自転車に乗って戦う姿を見て、駆け寄ります。
「僕に、自転車の乗り方を教えてください!」
小さい頃、よく遊んでくれたお姉さんの自転車に勝手に乗り、トラックに撥ねられてしまった譲くん。
その後なんとなく疎遠になっていたところ、この度お姉さんが引っ越すことに。
自転車に乗れるところを見せて、お姉さんを安心させたい、ということでした。
仁藤が引き受け、特訓を開始します。
幼い頃に両親を亡くした譲くん。
仁藤を兄のように慕うようになり、「攻介兄ちゃん」と呼ぶことに。
諦めずに粘り続け、お姉さんにもいいところを見せられました。
敵に絶望させられそうになり、ファントムを生み出しそうになるも……
仁藤の声が届き、ファントムを自分の中に押さえ込みます。
ファントムを身体の中に宿したということは、魔法使いになる資格があるということ。
真由から魔法使いに誘われますが……
結局、自分の意思で断ります。
清々しい顔の譲くん。
魔法使いにならないのなら、譲くんの中のファントムは不要。
仁藤が退治しようとしますが……
何者かが攻撃!
「攻介兄ちゃん!」
攻撃の主は、白い魔法使いでした。
彼の正体は、人工ファントムを体内に取り込んだ黒幕、ワイズマン。
娘を蘇らせる人柱にするために、譲くんをなんとしても魔法使いにしたいのです。
「私とともに来い。お前は魔法使いになる資格がある。」
「僕は……なりたくない……」
拒絶する譲くんを……
魔法で拘束。
譲くんも抵抗を試みますが……
力尽きてしまいます。
憤る仁藤を、いとも簡単に撃退。
譲くんを連れ去ります。
その後しばらくの間、消息は不明のまま。
そしてある日、仁藤たちの前に現れた譲くんは……
ワイズマンのしもべになっていました。
駆け寄ってきた仁藤を冷たく振り払い……
真由の元へ。
「迎えに来ました、真由さん。」
「ワイズマンがお待ちです。」
すっかり洗脳されてしまった譲くん。
困惑する仁藤の方を振り返ります。
その指には……
ウィザードリングが。
「変身……」
仮面ライダーメイジに変身。
真由を拘束し、
瞬平を振り払います。
仁藤が止めようとしますが……
「邪魔するなら容赦しません!」
容赦なく撃退。
真由を攫ってしまいます。
その後ワイズマンは、同じく洗脳した山本を使い、晴人(仮面ライダーウィザード)も誘拐。
攫われた晴人と真由の前に……
山本と共に現れます。
無表情で晴人たちを見つめる譲くん。
完全にワイズマンの言いなりです。
真由を拘束し……
自らも人柱に。
ワイズマンの命令に従い、自らの命をも差し出すのです……。
- 総評
「洗脳された魔法少年」。
なんと魅惑的な響きでしょうか。
兄のように慕っていた仁藤を、虚ろな表情の譲くんが振り払う場面。「ギャップ」の粋はここにあり、といった感じがいたします。
譲くんのスポーティな雰囲気も、ベストマッチ。目の下の隈も、とても素晴らしいです。
連れ去られた時の服装のまま洗脳されてるのも、ギャップを引き立てています。
惜しむらくは洗脳シーンがないことですが、なければこそのギャップ、というところもありますので、難しい…。
この点は、妄想の余地として楽しむことにしましょう。