特撮少年〜洗脳・催眠シーン〜

子供(主に少年)たちの洗脳・催眠・悪堕ち・操られシーンを紹介します。Twitter(現 X). @hypnohukino

汗だく少年を学習塾で洗脳

お次も、懐かしの特撮からご紹介します。

メガロマン 第25話 「涙を獅子のたてがみに!」より。

 

  • 少年

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孝一くん

 

  • 内容

 

悪魔怪獣ザターンの手によって、悲惨な事故が次々に発生。

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もちろん、黒星族の仕業です。

ザターンのマッドエネルギーを浴びた人々は、人間らしい心を麻痺させられてしまいます。

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そして、黒星族の電波を浴びて、彼らの命ずるままに動くのです。

 

 

悲惨な事故はさらに連続。

宇宙に関するあらゆる分野の専門家を集め、インベーダー対策科学者会議を開くことにしました。

 

 

その中心的存在である佐伯博士の息子、孝一くん。

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塾での授業を終えた後、先生から少し残るように言われます。

 

「孝一くん。君は大変よくできるからね、特別難しい問題を教えてあげよう。」

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「えっ!ほんと?」
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大喜びの孝一くん。

 

問題集を取ってくると言って先生が退出すると…
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「孝一くん、君は大変よくできるからね、特別難しい問題を教えてあげよう!」
f:id:hukino:20230104102344j:image先生の言葉を噛み締めます。

 

「えへへ!先生目がたけえや!」
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鼻歌まじりで準備をする孝一くん。

 

 

 

一方で、先生は地下室へ。

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悪魔怪獣ザターンに指示を出し、塾に向けてマッドエネルギーを放射させます。

 

 

 

突如、教室の電気が消え、驚く孝一くん。

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先生を探しますが……

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その正体は、黒星人。
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「うわぁぁ!!」
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逃げようとするも、行き止まり。

 

 

黒星人が、一歩ずつ近づいてきます。
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「うわぁぁぁぁぁ!!!」

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恐怖に叫ぶ孝一くんの顔に…

 


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ゆっくりと右手をかざす黒星人。

 

 

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瞳が怪しげに光ります。

 

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それを見た孝一くんは……

 

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黒星人のしもべに。

 


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洗脳完了です。

 

 

 

お父さんに会いにきた孝一くん。

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突然苦しみはじめ、うずくまります。
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しかし、顔をあげると……
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服従の証のメイクが。

 

瞳を光らせて……
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お父さんを洗脳。
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科学者会議の襲撃に向かわせます。
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それを眺めて、高笑いする孝一くん。
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彼は、黒星人の尖兵となったのです。

 

 

  • 総評

洗脳顔がいい!!

 

汗だくの洗脳少年とか、夢のようなシチュエーションです。

描写も丁寧で、表情の変化がじっくりと楽しめます。

野球少年と転校生を憎しみで洗脳

年末年始のお休み期間も、そろそろ終わりそうにあります。

ああ、いつまでもお正月とゴールデンウィークとお盆休みだったらいいのに……。

 

近づいてくる日常の足音に身をすくめつつ、年始の終わりがけ(ややこしい)にいくつかの記事を投稿し、年末年始の一連の更新に区切りをつけることにいたします。

 

まずご紹介するのは、バトルホーク 第21話「驀進(ばくしん)!少年軍団」 。

 

  • 少年たち

 

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哲也くん

 

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その他野球少年たち

 

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和夫くん

 

  • 内容

 

公園で準備体操をする子どもたち。

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バトルホークこと楯彰吾がやってくると、彼の元に集まります。

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笑顔がかわいいこちらの少年は、哲也くん。

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彰吾に野球教室をやってほしいようです。

 

彰吾はこれを快諾。

 

そこそこ熱血な指導を開始します。

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しかし、捕球に失敗。

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ボールは、転校生の和夫くんの足元へ。

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こちらに投げるように哲也くんが頼みますが、和夫くんは無反応。

 

そしてなんと、ボールを明後日の方向に蹴り飛ばしてしまいます。

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当然ながら、言い争いに発展。

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憤る野球少年たち。

無表情を貫く和夫くん。

 

「こいつ生意気なんだよ!転校してきたばかりだっていうのに!」

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おや?

「転校してきたばかりのくせに生意気だ」、というのが憤っている理由なら、この野球少年たちも話が通じなさそう。

さっきだって、和夫くんに過剰にキレてたし。

日常の中で野球少年たちから色々言われて、和夫くんも頭に来ていたのかもしれません。

 

睨みつける和夫くん。

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しかし、ついに逃げ出してしまいます。

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「「「「「やーい!やーい!弱虫!」」」」」

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やーい、やーい、クソガキィ!

 

 

失意の和夫くんは、川辺に佇んでいました。

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そこに、怪しげなおじさんが登場。

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「前田和夫くんだね?」

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そう言うとおじさんは、和夫くんが通う小学校とクラス、1週間前に九州から引っ越してきたこと、友達がいなくて寂しいこと、哲也くんたちからいじめられて悔しい思いをしたことなどを言い当てます。

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「すごいんだなあ、おじさんは……。まるで魔法使いみたいだ!」

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「そう……。おじさんは魔法使いだ。」
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「魔法使いの、スノブって名前なんだ。」
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「魔法使いのスノブ……?」
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「ハハハ!おじさんは冗談もうまいんだね!」
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よもや本当だとは思わない和夫くん。

 

おじさんが続けます。

 

「おじさん、君の友達になってあげる。」

「君の大きな味方になってあげる。」

「君の望み通りのことをやってあげる。」

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いつの間にか、和夫くんの笑い声が止んでいます。

 

「今、なにがやってみたい?」

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「ゴータラヤーサンダラマー……ゴータラヤーサンダラマー……ゴータラヤーサンダラマー……」

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表情を失ってゆく和夫くん。

 

呪文を唱えるおじさんの顔には、青い隈が現れていました。

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「ゴータラヤーサンダラマー……ゴータラヤーサンダラマー……ゴータラヤーサンダラマー……」

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おじさんの正体は、テロリスト集団「兇鬼の掟」のテロル闘人、スノブでした。

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催眠術にかかった和夫くんは、スノブの手中に堕ちてしまったのです。

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野球教室を終えた少年たちを…

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虚ろな表情の和夫くんが待ち伏せ

 

1人が飛び掛かりますが、いとも簡単に跳ね返されます。
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5人で飛びかかるも、すぐに振り解かれた野球少年たち。

 

一斉に殴りかかりますが……
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突然体が動かなくなります。

 

その隙をついて、和夫くんが攻撃!
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その後ろには……
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スノブの姿がありました。

 

 

 

怒り心頭の様子の野球少年たち。

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「今度見つけたら、コテンパンにしてやる!!」と息巻いています。

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まあ、1対5で挑んでたあたり、お前らもそこそこ卑怯だけどな。

 

攻撃しようとすると身体が動かなくなった、という少年たちの証言から、楯三兄妹は調査を開始。

「兇鬼の掟」の仕業ではないかと睨みます。

 

他方の哲也くん。

 

まだまだ怒りが収まらない様子です。

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そこに……
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「こら、哲也!」
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スノブが登場。

 

「ゴータラヤー……」
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早速催眠術にかけられてしまいます。

 

「哲也……」

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「お前は和夫が憎い……」

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「俺は、和夫が憎い……」
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「あいつを憎め……」

「あいつを憎む……」

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「あいつを呪え!!」
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「あいつを呪う……」
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スノブに洗脳された哲也くん。

 

「和夫を殺せ!」

「和夫を殺す……」
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和夫くんに対する果し状を書かされます。

 

少年たちを使って、楯彰吾を誘い出そうとするスノブ。

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哲也くんや和夫くんは、その手駒にされているのです。

 

 

 

さて、他の野球少年たちは、怒りが収まった様子。

談笑しながら帰路についていました。

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しかし、その目の前にスノブ。
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「「「「うわぁぁぁ!!」」」」
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逃げ惑う少年たち。

 

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しかし、動きを止められてしまいます。

 

その時、彼らの耳元に太鼓の音が……
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苦しむ少年たち。
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彼らもまた、スノブの意のままに操られるのです。

 

 

「兇鬼の掟」のアジトには、和夫くんの姿が。

スノブによって、洗脳を強化されていました。

 

「汝らの内なる心に身を潜めし邪悪の心よ、今起きよ……」
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「憎しみの心もて全てのことにあたり……」
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「汝らが吐く息にて、この世を曇らせよ……」
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「汝が赤き血よ、憎悪の黒き血に変われ……」
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「憎悪の光ぞ今燃える……」
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「憎悪の光ぞ今燃える……」
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「哲也を殺せ……」
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「哲也を殺す!!!」
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邪悪の心を植え付けられた和夫くん。
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完全にスノブの手に堕ちてしまいました。

 

 

一方、何者かに襲撃される楯三兄妹。

シャンデリアが落ちるなどの常軌を逸した現象から、「兇鬼の掟」の仕業だと断定します。

 

 

ただ、時すでに遅し。

 

「和夫を殺す………和夫を殺す………和夫を殺す………」

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「和夫が憎い………和夫が憎い………和夫が憎い………」
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「和夫死ね………和夫死ね………和夫死ね………」
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野球少年たちも、邪悪の心を植え付けられていました。

 

 

「ゴータラヤーサンダラマーゴータラヤーサンダラマーゴータラヤーサンダラマー……」
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和夫くんの洗脳は、さらに進められています。

 

 

さて、当日。

 

決闘の場に向かう野球少年たちの瞳は、憎悪に支配されています。

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和夫くんの姿を、崖の上に発見。

その手に握られていたのは、兇鬼兵の武器でした。

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憎しみを繰り返し植え付けられた和夫くんは、身も心も兇鬼兵となっていたのです。

 

「かかれぇぇぇ!!」

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哲也くんの声で、戦闘開始。

 

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お互いに武器を握り合っての戦いは、もはや喧嘩ではなく殺し合い。

楯彰吾が駆けつけて止めようとしますが、その声は届きません。

 

しかし、このままでは子どもたちが死んでしまう。

バトルホークに変身しようとしますが……

 

「そうはさせん!」

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「ゴータラヤーサンダラマーゴータラヤーサンダラマーゴータラヤーサンダラマー……」

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スノブの呪文を受けて……

 

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少年たちの動きが静止。


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右腕を前に突き出すと……

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「かかれぇぇぇ!!」
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哲也くんの号令で、一斉に彰吾に飛び掛かります。

 

彰吾にしがみつき、変身を阻止する少年たち。
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ちょっぴりやんちゃな野球少年も。

気弱でひねくれ者の転校生も。

みんなすっかり、スノブの従順なしもべです。

 

 

 

  • 総評

ふ、不審者……?

 

スノブさん、怪しすぎます。見るからに「インチキおもしろおじさん」ですもん。

和夫くんの個人情報の解像度とか、もはやただのストーカーです。

 

ただ、洗脳シーンはいい!

 

じっくり堕ちから即堕ち、音に乗せての洗脳から、アジトでの洗脳、命令の復唱まで。

色とりどりのセットが楽しめる作品です。

 

野球少年たちが「和夫が憎い……」と繰り返しながら凶器を作る場面などは、インパクト大。

今日では放送しにくそうですが、これもまた、懐かしの特撮が持つ味ですね。

仲良し少年たちを洗脳

お次にご紹介するのは、アイアンキング 第24話「東京攻撃前線基地」。

これまた懐かしの特撮です。

 

  • 少年たち

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  • 内容

 

地球を植民地にすべく暗躍する、地球外生命体、タイタニアン。

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侵略を本格的に進めるべく、東京のとあるマンションを占有。前線基地と位置付けます。

 

しかし、国家警備機構の面々がこの動きを把握。

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左から、藤森典子、霧島五郎、静弦太郎。

五郎は、実はアイアンキングその人です。

 

彼らに嗅ぎつけられると、計画がオジャン。

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「陽動作戦で奴らを別の方に誘き寄せる!」

 

 

その陽動作戦とは!

 

 

街中に現れて、
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走る!!
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走る!!

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飛ぶ!!

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ブザー的なものをつけさせる!

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走る!!
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シンプルな作戦ですが、見事に陽動に成功します。
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嬉しそうに連絡するタイタニアン。

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前線基地の方は順調そうですが……
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何やら子どもの声が。

 

「サッカーするだけなんだからいいじゃないか!」

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「ボールが落っこったら危ないじゃないか!」

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「落っこったら拾いに行けばいいだろ?」

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マンションの屋上でサッカーがしたい少年たち。

タイタニアンが擬態した管理人と言い争いをしています。

 

そこに……

 

「そんなにここで遊びたいか!」

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笑いながら近づいてくるタイタニアン。

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「どうする気だよ……やめろよ……」

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怯える少年たち。

 

しかし、フラッシュを浴びせられ……

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「うわぁ!」

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地面に倒れ込みます。

 

「地球人は子どもに弱い。万一の時はこの子どもたち、便利な味方になるぞ!」

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「立て、子どもたち!」

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無言で立ち上がります。

 

「今日からお前たちは、タイタニアンだ!」

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「「「「「「タイタニアン!」」」」」」

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忠誠を誓う子どもたち。

 

その瞳は、光を映しません。

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目元には、服従の証の黒いメイク。

タイタニアンのしもべにされてしまいました。

 

 

ところ変わって、国家警備機構の面々。

怪獣との戦闘も交えつつ、タイタニアンの企みを追っています。

 

…が、タイタニアンの側は大変なことになっていました。

陽動作戦でブザー的なものを取り付けられたタイタニアンが、それをつけたまま動き回っていたのです。

陽動する時には便利でも、これでは基地の場所が丸わかり。準備が整わないうちに基地をやられたら、作戦が台無しです。

そこで、一計を案じることにしました。

 

タイタニアンを追う道中、弦太郎と五郎は、道路に寝転ぶ少年を発見。

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邪魔で先に行けないし、こんなところで寝てたら危ない。

少年を起こそうとしますが……

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二人に反撃!

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その正体は、先ほど洗脳された少年でした。

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タイタニアンの手先となった少年たちは、二人を攻撃します。

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ついに屋根の上に追い込まれた二人。

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弦太郎がムチで応戦すると……
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未成年への暴行で、弦太郎が逮捕されます。
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他人事みたいにしている五郎も、当然逮捕。

 

これを見つめるタイタニアン。

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少年たちは、彼の命令で動いていたのです。

 

 

弦太郎と五郎が解放される頃には、前線基地となるマンションを自衛隊が把握し、取り囲んでいました。

 

しかし、ベランダに並んでいたのは…

 

「「「「「「タイタニアン!!」」」」」」

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洗脳された、6人の子どもたち。

 

直立不動で、命令を待ちます。

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侵入してきた弦太郎に対して…

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攻撃を開始!

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  • 総評

懐かしの特撮、とてもいい!!

年齢的に生で見ることはできておりませんが、極めて独特の味があります。

 

この作品のポイントは、「普通の子どもたち」が洗脳されるところでしょう。

同じマンションに住み、サッカーで遊ぶ子どもたち。緑の服の少年がみんなを引っ張り、少し背の低い少年が、お兄ちゃんたちについていく…。

いかにも「普通」の仲良し少年たちです。

 

そんな少年たちに、洗脳光線を浴びせる。

 

刹那、少年たちが倒れ込む。

しかし、すぐさま立ち上がる。

虚ろな目もとには、真っ黒なアイライン。

 

「「「「「「タイタニアン!」」」」」」

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操り人形となった少年たち。

その足元には、使われる機会を失ったサッカーボールが転がっていました。

彼らはタイタニアンの手先として、侵略の手助けをすることになるのです…。

褐色少年記者をしもべに

あけましておめでとうございます!

 

時間のあるうちに一記事でも多く書いておこうと、キーボードをパタパタしております。フキーノでございます。

 

さて、今回ご紹介するのはこちらの作品。

小さなスーパーマン ガンバロン 第30話「あぶない!拳銃に狙われた四人」より。

※ なお本ブログでは、少年の名前を「〜くん」と表記してきました。しかしこちらの作品、ニックネームの登場人物が多い…。そこで本記事では、読みやすさを考慮しまして、敬称略とさせていただきます。

 

  • 少年

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カッパ

 

小学生が発行する新聞、「少年タイムス」の記者。

運動神経抜群で、泳ぎが得意なことから付けられたあだ名です。

 

他の少年メンバーは、リーダーのデスク、そして主人公の輝。

少女メンバーとしては、デスクに好意を寄せるロング、輝を慕うチーコなどがいます。

 

彼らの敵は、ドワルキン。

優秀でありながら平和を憎む、悪の科学者です。

 

  • 内容

 

川釣りにやってきた少年タイムスの面々。

 

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次々に釣り上げていく輝に対して、デスクとカッパはさっぱり。

ただこれは、自然の状況を調査する取材の一環。輝は、魚を川に放流します。

 

「せっかく釣ったのに、逃しちゃうなんてもったいないよ!」

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むくれ顔のカッパ。

 

「食っちゃったって記事にはなるじゃないか!」

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……まあ、それはそう。

 

ただ、ロング、チーコといった女性陣からは総スカン。

漁場を変えようと、カッパ一人で上流に向かおうとします。

 

「カッパ!勝手な単独行動はよせ!」

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デスクからの忠告も聞かずに出発。

心配したチーコが、カッパの後をつけていきます。

 

いい感じの場所を見つけ、竿を降ろすカッパ。

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「じゃんじゃん釣りまくるぞ!」

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意気揚々と釣りを再開します。

 

早速、浮きが反応。
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「おっ、もうかかった!」
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手応えは十分。

 

「でかいぞ〜!」
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期待を胸に引き上げたのは……

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オンボロの斧。

 

「なんだこりゃ…。」
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よく見てみると、斧の真ん中にはドクロの飾りが。

 

「これはドワルキンの、トマホークじゃないか!」
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敵の武器であることに気がついたカッパ。

 

しかし、時すでに遅し。


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ドクロの目が、怪しげに発光し始めます。

 

 

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「あっ!」
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ドクロを見つめるうちに……
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「あぁ……」

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催眠状態に。

 

 

チーコが発見したのは、岩陰に立ち尽くすカッパ。
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その目の前には……

 


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ドワルキンの姿が。

 

トマホークを目で追うカッパ。
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「ほぅら……」
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「段々と眠くなる……」
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ドワルキンの術中にはまり……

 

 

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洗脳完了。

 

 

 

「よいか、カッパ。」

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「これでお前は、余の忠実な家来になった。」

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「はい……」

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「俺はドワルキン様の家来です……」

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ドワルキンのしもべとなったカッパ。

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小型拳銃を手渡されます。

 

 

地球の平和を守るために、3時間以内に4人の子どもを殺すように命じるドワルキン。

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「はい……」

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「地球の平和を守るために……」

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「3時間以内に4人を……」

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低い声で命令を復唱します。

 

 

その4人とは、輝、デスク、ロング、そしてチーコでした。

 

 

「4人のうち1人でもしくじった時は……。カッパよ!お前は自殺することになるぞ。」

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「はい。」

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「最初に、輝。それから、デスク、ロング、チーコ。」

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「3時間以内に、4人の心臓を撃ちます。」

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「一人でも失敗したら…。」

 

 

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もちろん、まだ玉は入っていません。

 

 

実弾を渡されたカッパは、少年タイムスの元へ。

そしてチーコは、ドワルキンに誘拐されます。

 

 

さて、少年タイムスの面々も、カッパとチーコを探していました。

必死の捜索の後、疲れ果ててホテルに戻ったデスクとロング。

 

しかしそこには、平然とした様子のカッパの姿が。

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何かあったのかと聞いても、「なんでもない」の一点張り。

輝の居場所をしきりに尋ねます。

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しかしそのうち……

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「俺が輝を……」
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「輝を……」
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突然うなだれるカッパ。

 

デスクがカッパを揺さぶると…。

 

「デスク……?」

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催眠術が解けた様子です。

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しかし、その耳元に、ドワルキンの声が響きます。

 

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「うわぁぁっ!!」
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「順序を間違えず4人とも殺すのだ!」

 

「まず輝。そしてデスク、ロング、チーコ!」

 

「もしも4人のうち一人でもしくじった時は……。カッパよ!お前は自殺するのだ!」

 

 

床に倒れこむカッパ。

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起き上がった時には、再びドワルキンの術中に。

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「そうだ…。俺はこうしちゃいられないんだ…。」

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カッパはドワルキンの従順なしもべ。

友人の命を奪うべく、ホテルを後にします……。

 

 

  • 総評

 

褐色ショタ。

少年記者。

水泳ショタ。

洗脳過程の描写。

顔のドアップ。

忠誠のセリフ。

命令の復唱。

再洗脳。

 

 

要素が多い!!

 

 

どれか一つでも入っていたら儲け物、という性質の要素が、驚くべき密度で共存しております。

 

しかもこの番組自体、「少年ヒーロー」などという素晴らしいジャンル。

こんなにも性癖を甘やかされて、よろしいんでしょうか。

 

作戦へのツッコミどころを置いておけば、サスペンスとしても非常に面白いです。

限られたリソースの中における試行錯誤の結果生まれた、奇跡の名作ショタ洗脳と言っていいでしょう。

懺悔と感謝…

驚くほどに久々の更新となってしまいました…。フキーノでございます。

 

実は最初、「1年以上も休眠中の本ブログを…」と書いて投稿していたのですが、きちんと数え直してみますと、なんと休眠期間は2年3ヶ月!!

 

ほんっっとうに、お待たせいたしました。

申し訳ありません。

 

そして、サボりがちどころか生体反応を失った本ブログを、なおもご覧くださっている皆様に、心より感謝を申し上げます。

本当にありがとうございます。

 

休眠期間中も、悲しきショタ洗脳愛者の性で、コツコツと洗脳回を探しておりました。その結果、ただでさえ多かったブログのネタは、さらに増えております。

ただ、執筆にかける時間が取れず、年末ギリギリの更新となってしまいました…。お許しください。

 

来年も、残念ながら不定期更新となりそうですが、今後ともご愛顧頂けますと幸いです。

 

それでは皆さん、よいお年を!

ライダー隊をバラの棘で洗脳

年内最後は、意外にも(?)ご紹介していなかったこちらの作品。

仮面ライダー 第75話「毒花怪人バラランガ 恐怖の家の秘密」より。

 

  • 少年たち

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左から、ナオキくん、浩一くん、ミツルくん。

 

特にナオキくんとミツルくんは、第70話でも操られています。

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本ブログでも「むっちりショタを洗脳」としてご紹介しました。

https://hypnoboys.hatenablog.com/entry/2019/11/02/213907

 

  • 内容

 

トロール中の少年ライダー隊隊員、ナオキくん、ミツルくん、浩一くん。

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彼らが目にしたのは、FBI隊員・滝和也が、ショッカーの怪人に捕われるところでした。

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早速伝書鳩を飛ばし、ライダー隊本部に連絡。

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不安そうに、鳩が届くことを祈ります。

 

しかし3人の元にも、ショッカーの魔の手は迫っていました。

 

怪人の正体は、バラランガ。

薔薇手裏剣を刺されたものは、バラランガの意のままに操られてしまうのです。

 

 

そうとは知らない3人。

滝が攫われていった洋館を、引き続き監視しています。

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しかし、その後ろに……

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バラランガ!

 

「「「あっ!!」」」

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逃げようとしますが……

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時すでに遅し。

 

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バラランガに魅入られてしまい、動くことができません。

 

薔薇手裏剣が、3人に命中!

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ライダー隊本部に現れる頃には…

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バラランガのしもべに。

 

顔を見合わせると…

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ヨッコたちにゆっくりと接近します。

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その手のひらには…

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小麦色に焼けた、ライダー隊の少年たち。

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ショッカーの手先となり、本郷たちを狙うのです!

 

  • 総評

 

特に良かったのは、このシーン。

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少年たちの腕が、小麦色に焼けています。

 

75話の放送は、1972年の9月2日。夏休みに外で走り回り、思いっきり遊んだ証左なのでしょう。

真っ白な手のひらが、褐色の肌を引き立てています。

 

しかし、その手のひらには…

f:id:hukino:20221231173108j:imagef:id:hukino:20230108160340j:imageバラランガへの服従の印が。

 

夏休み明けという時期もあって、幾重ものギャップが折り重なった本作品。

滝和也洗脳回として紹介されがちですが、ショタ洗脳としても中々の出来栄えです。

元気少年たちを親衛隊に

RX繋がりで、こちらの作品。

仮面ライダーBLACK RX 第36話「ヒーローは誰だ⁈」より。

 

  • 少年たち

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健吾くん、茂くん

 

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三郎くん

 

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明夫くん、大輔くん

 

  • 内容

 

落ち込んだ様子のサッカー少年、明夫くん。

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茂くん、三郎くん、健吾くんの3人に、日本代表・玉本選手のバナナシュートを教える約束をしていたようですが、乗り気じゃ無いようです。

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訳を聞いてみると…

 

「負けたんだ、玉本…。PK合戦で、あの覆面の男に…。」

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明夫くんを慰めようとしてか、茂くんがサッカーボールに向かいますが、明夫くんが明後日の方向に蹴り上げます。

 

「もう玉本はナンバーワンじゃない!ヒーローなんかじゃないんだ!!」

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そう言って、走り去ってしまいます。

 

盛大に尻餅をついた茂くんを、3人の少年たちが笑っています。

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彼らは、プロボクシングの世界チャンピオン・沢田勝のファン。

真ん中の赤い服の少年は、大輔くんです。

 

「それがどうしたんだよ。俺のナンバーワンヒーローは、仮面ライダーBLACK RX だぞ!」

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仮面ライダーだって?あんなもんいるわけねえじゃねえか!」

「本当は全部警察がやってるんだって。うちの父ちゃん言ってたぜ!」

「想像の産物だって、うちのパパも言ってたよ!」
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「RXは本当にいるんだぞ!本当にクライシスの陰謀と戦って……なあ、三郎、健吾!」
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後ろの二人を振り返りますが…

 

「う、うん……」

「そうだと思うけど……」
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命の危険を何度も助けてもらったくせに、この返事。

茂くんが憤っていると…

 

「じゃあ今度も助けに来てくれるよなぁ!!」

f:id:hukino:20221231142552j:imagef:id:hukino:20221231141920j:image大輔くんが、茂くんに暴行!

 

さすがにヤバいと思った沢田ファンの二人が止めに入り、なんとか終了。

 

「これで分かったろ!RXなんかいないんだ!ナンバーワンヒーローは沢田だ!」
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そう言い残すと、茂くんを踏みつけつつ、3人は去っていきます。

 

胸糞シーンですが、ご安心を。

この後、みんなまとめてクライシス帝国の手先になります。

 

 

さて世間では、「グレートマスク」と名乗る覆面の男が、一流のスポーツ選手たちを破っていました。

 

「アイム、ナンバーワン!」

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サッカーの玉本選手も例に漏れず、PK合戦で敗北を喫しています。

 

光太郎たちが見ていたのは、グレートマスクがテニス選手を破る様子の中継。

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そこにやってきたのは…

 

「「「グレートマスク、ナンバーワン!グレートマスク、ナンバーワン!」」」

f:id:hukino:20221231144421j:imagef:id:hukino:20221231144425j:imageグレートマスク親衛隊の少年たち。

 

無表情でグレートマスクを見つめます。

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その中には、明夫くんの姿も…。
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グレートマスクの正体は、怪魔戦士バルンボルン。

その強さに魅せられた少年たちは、催眠術で意のままに操られ、クライシスユーゲントとして育成されるのです。

 

さて、次にグレートマスクが挑むのは、プロボクサーの沢田。

 

しかし、茂くんたち3人が着いた頃には、すでに沢田は傷だらけ。

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沢田ファンの3人も、必死に声援を送ります。

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これに対して明夫くんは、すっかりグレートマスク側。

心酔した様子で、グレートマスクを応援します。
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3人の必死の呼びかけも虚しく……
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沢田はダウン。
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ショックを受ける大輔くんたちの耳元に…
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「「「グレートマスク、ナンバーワン!グレートマスク、ナンバーワン!」」」
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グレートマスク親衛隊の掛け声が響きます。

 

グレートマスクに連れられて、リングを後にする親衛隊。
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これを見ていた大輔くんも……

 

「グレートマスク、ナンバーワン!グレートマスク、ナンバーワン!」
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他の沢田ファンも、次々と…

 

「「「グレートマスク、ナンバーワン!グレートマスク、ナンバーワン!」」」
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心酔した様子で、グレートマスクについていきます。

あまりの豹変ぶりを訝しむ3人。
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調査に乗り出すことにしました。

 

 

親衛隊は、怪しげな洋館に入っていきます。

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最後尾には、大輔くんたちの姿も。

 

茂くんたちも塀をよじ登り、どうにか侵入に成功します。

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そこに聞こえてきたのは……

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「「「グレートマスク、ナンバーワン!グレートマスク、ナンバーワン!」」」

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部屋の中には、グレートマスクに忠誠を誓う少年たち。

 

その時、グレートマスクの額が光り……

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正体が露見します。

 

「ば、化け物だ!!」
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腰を抜かした3人を、グレートマスクと親衛隊が取り囲みます。
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「連れてこい!」
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グレートマスクの一声で、親衛隊が3人を連行。
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抵抗虚しく床に叩きつけられた3人に、グレートマスクが近づきます。

 

「これは光栄だ!新しい仲間が来てくれた!」
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しかし、3人も負けていません。

 

「ふざけるな!」
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「お前はクライシスだろ!俺がお前の親衛隊なんかに入るもんか!」
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威勢よく吠える茂くん。

 

「明夫、大輔!目を覚ませ!」
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三郎くんがお友達に呼びかけますが……

 

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無表情で見つめるだけ。

 

「こんなやつ、ヒーローなんかじゃない!一つ目の化け物なんだぞ!」
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健吾くんも、みんなの目を覚まそうと試みます。

 

しかし、親衛隊には響きません。

 

「さあ、君たちも仲間に入るんだ!」
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親衛隊が、3人を捕縛。
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「RX助けてくれ!仮面ライダー!!」
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虚しく響く、茂くんの叫び声。


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しかし……。

 

 

「「「グレートマスク、ナンバーワン!グレートマスク、ナンバーワン!」」」

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沢田との再戦にやってきた、グレートマスクと親衛隊。

 

 

その先頭を切っていたのは…...

 

 

「「「グレートマスク、ナンバーワン!グレートマスク、ナンバーワン!」」」

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すっかり洗脳された茂くん、三郎くん、健吾くんでした。

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「「グレートマスク、ナンバーワン…...グレートマスク、ナンバーワン...…」」
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サッカー大好きな明夫くんも、ボクシングファンの大輔くんも、RXを尊敬する茂くんも。

みんなクライシス帝国の手駒となったのです。

 

 

  • 総評

 

「ヒーロー」を通じた洗脳というのは、なかなか異色。

しかし、異色でありつつもツボを抑えているのが、「RX」洗脳回の特色です。

 

少年の日のヒーローは、「ライダー」や「戦隊」、「ウルトラマン」などの特撮に限られません。

ある少年にとっては野球選手であり、ある少年にとってはサッカー選手であり、またある少年にとってはボクサーであり。

ヒーローに対する、純粋な憧れ。その中で形成される、多様な人格。

 

これを、一気に悪に染め上げる。

 

性癖にかなりの勢いで刺さった、名作です。