2件目は、変身忍者嵐 17話「忍者屋敷!怪人ドクダヌキ‼︎」より。
- 少年たち
- 内容
江戸に現れた、怪しげな人形使い。
変身忍者嵐の人形劇を披露しています。
「がんばれ嵐!」
「いいぞ、嵐!」
少年たちの声援の甲斐あってか、嵐は魔神斎に(人形劇の中で)勝利。
「俺も嵐みたいになりたいなぁ…」
「もしほんとに変身忍者嵐がいたら、絶対に変身術を教えてもらうんだけどなぁ……」
これに人形使いが食いつきます。
「お前たち、そんなに変身術、習いたいか!」
「当たり前さ!」
人形使いが嵐に会わせて、変身術を教えるように頼んでくれるといいます。
「えっ、ほんとかい⁈」
大喜びの少年たち。
人形使いについていってしまいました。
嵐はこのお寺にいる、と人形使い。
「行こうぜ!」
我先にとかけだす子供たち。
それを見て……
ニヤリ。
「嵐〜!」
「どこにいるんだ〜!」
嵐を探しますが……
突如扉が閉まります。
そこに現れたのは……
不気味に笑う人形使い。
「小僧ども!」
口々に叫びますが……
「今からお前たちは、この俺の命令通りに動くんだぞ。」
「この化身忍者の、ドクダヌキ様のな!」
お腹を一つ叩くと……
ドクダヌキの姿に!
「「「化け物だ!!」
逃げる子供たちに……
ドクダヌキが葉っぱを投げつけます!
苦しむ少年たちでしたが……
「ドクダヌキ様……なんでも命令を聞きます……」
「血車党のために、働きます……」
洗脳完了。
忍者装束に着替え、九字を教えられます。
「臨!」
「「「臨!」」」
「兵!」
「「「兵!」」」
「闘!」
「「「闘!」」」
「者!」
「「「者!」」」
完全にドクダヌキの手先です。
江戸の街にやってきた人形使い。
正義のちびっ子忍者、ツムジの物語を始めると言います。
そこにやってきた、ツムジ本人。
興味津々です。
「ちびっ子忍者対、血車少年忍者との、息詰まるような大激戦の、始まり始まり!」
そう言うと……
ジャンプ!
「血車少年忍者どもよ……今こそその腕を試すのだ!」
人形使いの太鼓の音で……
「「「クェーッ!!」」」
少年忍者が正体を表しました!
嵐に憧れていた少年たちも……
「血車党の敵!」
「忍術学校で習った忍法を受けてみろ!」
すっかり洗脳されています。
「「「クェーッ!!」」」
一斉に手裏剣を投げつけます。
ドクダヌキの手下と化した子どもたち。
血車少年忍者となり、血車党に忠誠を誓うのです!
- 総評
嵐に憧れていた少年たち。
しかし洗脳され……
血車党の手先に。
「ヒーローへの憧れ」を反転させるのは、悪の常套手段です。
パッと思いつく限りでも、
例えば忍者キャプター 18話や、
https://hypnoboys.hatenablog.com/entry/2019/11/03/020420
初代ライダー 27話など。
https://hypnoboys.hatenablog.com/entry/2019/11/27/221351
その中でも本作には、「憧れ」部分が描き込まれているため、「敵対」とのギャップが強調されています。
苦しみながら洗脳されるのも、大変特徴的。
個人的な好みからすれば、痛みなく洗脳されて欲しいのですが、ギャップ成分が多いのでオッケーです。
- 付記
こちらの回についても、洗脳好き大学生(@sennou225)様からご提案いただきました!